ジャンガテックの藤田です。
何時もご愛読ありがとうございます。
立春も過ぎて、暦の上では春になりました。
気のせいか、朝晩の冷え込みもほんの少し和らいだ気がします。
しかし、油断は禁物です。まだ2月ですので、皆様どうぞ
ご自愛下さい。
近年、コンビニや飲食店で外国人スタッフを見かける機会が
増えてきましたね。
統計を見ますと、昨年の10月末段階での外国人労働者の登録は
約180万人で前年から9.5万人増えて過去最高になっている
様です。
日本は少子高齢化により減少する労働力を外国人労働者に頼らざる得ない
業種も多くなっております。コンビニのセルフレジや、飲食店の受発注シス
テムの進化等で業務における言葉の障壁が低くなってきているのも外国人
労働者が増えているのをサポートしているのでしょうね。
そんな外国人労働者を雇用する際に何より大切なのが、在留カードの
確認、管理です。
在留カードには国籍や氏名、生年月日等の基礎情報以外に在留資格や
在留期間、就労の可否等、就業する際にチェックが必要な情報が記載されて
おりますので、雇用する予定の方が漏れなく適法なのか確認する必要があります。
最初から就業目的で訪日する方も居ますが、特に注意が必要なのが留学生
です。在留カードの在留資格に「留学」と記載がされており、留学生は
原則就業する事が出来ません。そんな留学生が就業する為には、入管で「資格外
活動」の申請をして許可される必要があります。
カード裏面の「資格外活動許可」欄に”許可”の印があるのかを確認します。
なんだそんな事ならカードを見るだけで問題無いじゃないか、とお思いに
なるかと思いますが、許可印に続く項目に「原則週28時間以内・風俗
営業等の従事を除く」等の記載がある場合があります。
つまり留学生は就労の許可を得ても週28時間までしか仕事に従事させる事が
出来ません。(夏季休暇や冬季休暇など学則に定められた長期休業期間に限り、
「1日8時間以内、週40時間以内」まで制限が拡大されている場合もございます)
通常時仮に週に5日働いてもらうにしても1日5.6時間勤務までしか従事させられません。
留学生は学業の合間に仕事に入る様でしょうから、フルタイムでの勤務より
小刻みな時間の勤務になる事が多いので、しっかりと勤務時間の集計を管理して
おく必要があります。
勿論この規定時間を超過して就労させてしまうと雇用主が罰せられます。
また留学生にもWワークは認めらておりますが、全てのアルバイト時間を合計して規定の
時間におさめる必要があります。自分の職場で規定を順守していても、もう一方の職場
での労働時間を合算した場合に規定をオーバーしてはいけないと言う事です。
この場合、雇用主は定期的にWワークの有無の確認を行いましょう。また既にWワーク
をしている場合には他社での労働時間を報告してもらうようにしましょう。
この様な就労確認を怠って規定をオーバーした場合に雇用主が罰則の対象になる可能性が高いので注意が必要です。
人事労務ジャンガSURUPAs(スルーパス)の勤怠管理機能には勤務時間の自動集計
機能がありますので、一目瞭然です。
例えば留学生Aさん(Wワーク無し)より週末のシフト入りで5時間勤務の申請が来
た場合、店長はSURUPAs(スルーパス)の管理画面でAさんの勤務時間を調べます。
仮に此処まで25時間勤務していたとしますと申請の5時間のシフトを入れてしまうと
2時間超過してしまいますので、シフト申請は3時間のみ許可すると言う流れで管理
出来ます。
そもそもAさん自身でもSURUPAs(スルーパス)上で自分が今何時間勤務しているか
を把握する事も出来ますので、規定内のシフトの申請を出す事も可能です。
またご注意頂きたいポイントが「偽造在留カード」の存在です。
偽造在留カードは近年増加傾向にあり、2013年〜2020年の7年間にかけて検挙数は
7倍以上になっているそうです。
また近年偽造精度も高まって券面を見ただけでは区別がつない物も多く出回っているそうです。
もし偽造の在留カードと知らずに雇用した場合でも雇用主も罪に問われる可能性が高いの
で重ねて注意が必要ですね。
真贋を見極める手段としてはカードのホログラムを確認する等ありますが、偽造精度が高いカードでは一見しても見分けがつかない場合もあります。
見分ける手法としてお勧めがカードに埋め込まれているICチップの情報を読み取りカード面の情報と付け合わせする事です。
「人事労務ジャンガSUPUPAs」には在留カードを管理して、外国人スタッフの管理が
簡単に出来る様になっております。
人事労務ジャンガSURUPAsの在留カード管理機能の詳細は、下記をご参照下さい。
https://janga.co.jp/surupas/zairyu/
もっと詳しく内容を知りたい! そんな場合は上記サイトで表示されます
「ZOOM無料相談」よりお申込み下さい。
適法に外国人スタッフの方を雇用して、パフォーマンスを発揮してもらいましょう!
なるほど、確かに当店でも外国人の留学生を雇用しておりましたので、就労時間の制限は承知しておりましたが
都度、タイムカードを確認して、その方の勤務時間を計算するのですが、時間の60進法の計算が面倒で暗算しにくく手間が掛かって面倒な作業でした。
システムを使えば一目で確認出来るのは便利ですね。
弊社もたくさんの外国人を採用しています。外国人の採用が一定数字になったら、定期に入館管理国に報告しなければならなくて、けっこう面倒な業務です。外国人の在留カードの真偽を分かるのはすごいと思いますが、入管に報告できれば、弊社みたい会社さんは楽になるかも!
うちのスタッフに外国人の方はおりませんが、在留カードの管理はとても大変な作業だったんですね。
ぜひ、在留カードを管理される企業にはこういうシステムが早く浸透するといいですね。